ラダーの定義
AI活用度ラダーは、AI活用をLv0「未活用」からLv5「育てる」までの6段階で表すモデルです。現在地を点数で競うためではなく、次に身につける1段を具体的に決めるために使います。
6段階の定義
| 段階 | 名前 | 行動の例 | 次の焦点 |
|---|---|---|---|
| Lv0 | 未活用 | まだAIを仕事で使っていない | まず1つ、頼んでみる |
| Lv1 | 頼ませる | ChatGPTやGeminiに調べもの・下書きを頼む | 自分の資料や条件を渡す |
| Lv2 | 覚えさせる | 資料を渡し、前提を共有して壁打ちする | 日常の仕事に常駐させる |
| Lv3 | 常駐させる | メールや会議など、普段使うソフトの中でAIを使う | まとまった成果物を任せる |
| Lv4 | 働かせる | 手順に沿った資料一式や作業をまとめて任せる | 手順と判断基準を改善する |
| Lv5 | 育てる | 手順や前提を覚えさせ、毎回説明せず決まった仕事を進める | 安全性と再現性を保つ |
製品名は道具のカテゴリを示す例で、製品の優劣や性能を評価する表ではありません。同じカテゴリでも実際の使い方によって段階は変わります。すべての人・業務がLv5を目指す必要はなく、目的とリスクに合う段階を選びます。
一般的な知識テストとの違い
AIの用語をどれだけ知っているかではなく、仕事の中でAIに何を任せているかを見ます。知識が豊富でも実務で使っていなければ低い段から始まり、専門用語を知らなくても再現できる手順で活用していれば高い段になります。
ラダーの目的は、評価や序列化ではありません。「次に何を試せばよいか」を1段分に絞り、行動へ変えることです。
診断で分かること
- 現在のAI活用がLv0〜Lv5のどこに近いか
- 次に越える1段と、その段で必要になる行動
- 自分の使い方を説明するときの共通言語
何をもとに判定するか
この診断では、道具のカテゴリで上限を置き、実際に任せている仕事との低い方を出発点にします。上限は無料AIがLv2、有料版・仕事のソフトのAIがLv3、まとめて任せる道具がLv5という独自の目安です。
さらに、使う頻度、自分や自社の情報を渡しているか、手順を覚えさせているかを確認します。たとえば、情報を渡していなければLv1まで、月に数回の利用ならLv2まで、手順を覚えさせていなければLv4までと判定します。製品の機能や学術的な能力測定を示すものではありません。
無料診断は最大5問で、登録や入力は不要です。回答はブラウザ内だけで判定され、端末の外へ送信・保存されません。判定が決まった時点で、残りの質問を省略します。
結果の使い方
できていないことより、普段どこまで任せているかを事実で見ます。
事業への効果があり、今の環境で試せる1つの業務に絞ります。
結果を人が確認し、うまくいった指示と手順を次回も使える形にします。
経営者向けAI教育では、60分のレッスン、1週間の実践、30分の質問タイムを1サイクルとして、次の1段を実務で使える状態を目指します。
このモデルの限界
AI活用度ラダーはSanpoTrust独自の教育・対話用モデルであり、国や業界団体の認定基準ではありません。短い診断だけでは、情報管理、著作権、出力の検証、社内ルールといった安全面を網羅的に評価できません。
実際の導入判断では、扱うデータ、業務の重要性、誤りが起きたときの影響を確認します。AI活用の安全性については、総務省・経済産業省のAI事業者ガイドラインなど、最新の公的指針を参照します。
よくある質問
- Lvが高いほど必ず良いですか?
- いいえ。重要なのは、業務の目的とリスクに合っていることです。高い段階へ進めない方がよい業務もあります。
- 会社全体のレベルですか?
- 無料診断は回答者本人の普段の使い方をもとに判定します。会社全体を評価する場合は、経営者・従業員・ルール・システムを別々に確認する必要があります。
- 診断結果は保存されますか?
- 保存されません。入力や登録もなく、回答と判定は端末内だけで処理されます。
- 一度に複数段を学べますか?
- SanpoTrustの教育では、次の1段に絞ります。実務で再現できる状態を確認してから、その次へ進みます。
設計・執筆者
あなたの現在地は、どの1段か。
最大5問・登録不要。所要時間の目安は約30秒。現在地と次の1段を確認できます。
メールでのご相談:SanpoTrust@gmail.com
件名は「AI活用の相談」など。使っているAI、困っている業務、相談したいことを分かる範囲でお知らせください。機密情報や個人情報を含む資料は、最初のご連絡には不要です。